基本的なトレーダーとしての思考を身に着けるために、おススメしたい本があります。
それは「デイトレード」です。
この本の何が良いか?ということをザックリ言うと、
・トレードは簡単に儲けられる、という幻想を壊してくれる。
・チャートや値動きを見る必要性が理解できる。
・トレードスタイル探しのヒントになる。
・スキャルピングが一番儲かる、という幻想を壊してくれる。
・株だけではなくFXや指数などトレード全てにおいて使える発想を得られる。
・完璧なトレードをしても負ける時があるということがわかる。
・変えられない事象を受け入れ、変えられることに目を向けられるようになる。
などなど相場についての理解が深まる内容ばかりです。
特に重要なのは、トレードは簡単に儲けられる、という幻想を壊してくれる…
これが読む価値がある一番のメリットではないでしょうか?
SNSやネットには簡単に儲けられそうな内容ばかり投稿されていると思います。
1日で何十万の利益、一か月で元手が何十倍、何百倍にもなった..など、私も最初はそのイメージが強くて、1年あれば億トレになれちゃうかも!! みたいな幻想を抱いていました。
…そんなの現実には無理ですけどね(笑)
有名な投資家のウォーレン・バフェットですら年利20%程度だそうですよ。
100万を1年かけて120万にするってことです。
FXの幻想の世界では10万→3か月で1000万みたいな人がゴロゴロ存在しています。
現実は違いますよ。一部の天才ならできるかもしれませんが..(笑)
私は天才ではありません。ただの凡人です(笑)
このデイトレードという本にも、「トレードは簡単にできるビジネスの中でも最も難しい」という内容が書かれています。
このページを見ているあなたもトレードは簡単に稼げるもの、という幻想には疑問を持ち始めていると思います。
簡単に稼げそうなイメージがあるものの、実際にはレバレッジというシステムのおかげで少しでも持ったポジションと逆に行ってしまうと一瞬で資金が無くなります。
レバレッジは非常に有難いシステムだと思います。ただし自分のスタイルが確立していなければ諸刃の剣です。大儲けもできるけど大損もするので結局プラマイゼロ。今までの努力は何だったんだろう、みたいなことになりかねません。
トレードに関する間違った先入観や価値観を元に戻して、結果の出るトレードをしていくにはトレードに関する正しい知識が必要です。その一つとしてデイトレードという本は優秀です。
私は5回この本を読み返しています。悩んだ時や迷ったときに読むといいヒントが得られます。読むたびに発見があり、それを頼りに検証してトレードスタイルを確立していく。みたいな感じです。
内容まで細かく記載してしまうと読む楽しさやヒントを発見する楽しさが薄れてしますので、帯に書いてある内容のみ紹介します。
…最初に取り組むのは、読者の心に変革をもたらすことである。強調しておきたいのは、一つ一つのトレードには必ず相手がいるということだ。問題は(どちらがより賢いのか)である。
それが読者なのか?あるいはトレードの相手なのか?本書の目的は、マーケットの機微を知ることによって、(賢い側)に立てるよう、読者を鍛えることである。
このデイトレードを読んで相場に対して少しでも正しい目線で見ることができるようになれば、勝ち続けるための光が見えてくると思います。
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